Duolingo English Test を攻略しよう!! | スコア120の勉強方法や出題方法を徹底解説!!

2021年3月16日火曜日

留学

t f B! P L
こんにちは、Kazです。

今回は、Duolingo English Test について、私の経験をもとに徹底解説します!

Duolingo English Test とは




Duolingo English Test とは最近有名になってきた英語の試験です。

Yale大学など名門大学を含む3000校で導入されており、出願の際に英語力の証明として利用できます。

これまで、海外の大学に出願するには、TOEFL や IELTS を受験する必要がありました。

ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テストセンターでの受験が困難になりました。

そんな時に、注目を集めたのが Duolingo English Test (以下、Duolingo)です。

このテストは自宅で受験することができ、所要時間もたったの1時間です。

価格もたったの49ドルであり、200ドル以上かかるTOEFL や IELTS に比べてとても安価です。

また、スコアも48時間以内にメールを通じて届きます

受験中はWebカメラを通じて解答の様子を監視されるため、不正ができなくなっています。

Duolingo のスコアは従来の TOEFL や IELTS といった試験とも相関があり、信頼性も高いと評価されています。

以上の理由により、Duolingo は多くの学校で採用されています。

私のスコアは?


一部を隠しています。思ったよりもいいスコアでした。

Duolingo を受ける人は海外の学校を受ける人がほとんどだと思いますので、今回はスコア100以上を狙う人むけの解説がメインです。

問題の難易度は?

問題の難易度は、受験者のレベルに応じて変わります

これは適応テストと呼ばれています。

最初の方はとても簡単ですが、正解していくにつれ、少しずつ難しい問題が出題されます。

受験者の正解数に応じて都度、問題の難易度が調整されるようになっています。

私の場合(英検1級)、最後の方は訳の分からないような難しい問題にいくつか出会いました笑

どのような問題が出るの?

Duolingoでは、これまでにはない問題が出題されます。

詳しくは、アカウント登録後に閲覧できる公式ガイドを参考にしてください。

ここでは、2021年3月現在の出題形式について解説します。

1.Read and Complete




これは、文章の空欄に入る単語を埋める問題です。

基礎的な文法力があるかどうか試されます。空欄の位置から品詞を判断し、文脈に合うよう適切な単語を入力します。

例えば、画像中の最後から2番目の文に注目しましょう。
It [lo _ _ _] good [wi _ _] his [r _ _ ] hat.

It (主語) と good (形容詞) の間に空欄があるので、ここは動詞だと判断できます。

正解は looks です。

主語が三人称単数現在なので、look に s がつきます。

このように、単語を適切に活用ができるかも問われています。

正解は、It looks good with his red hat. です。

look good with といった慣用表現を知っているかもカギになります。
ポイント
この問題タイプでは、空欄に入る単語が他の場所に出ていることがよくあります




上の画像を見てください。

なんとこの問題では coat という単語が3回も出ています。

また、red という単語も空欄で2回出ています。

このように、答えの単語が他の文にあることがかなり多いです。

空欄に入る単語が思いつかなければ、それより前や後の文を見て、答えの単語がないか探してみましょう

ちなみに、どれだけ時間をかけても答えがわからない空欄もありますので、そんな時はあきらめて次の空欄に進みましょう

また、難易度が高い場合、問題文がかなり長く、空欄数もすごく多くなります。しかも単語も難しいので、時間配分に気を付けましょう。

2. Read and Select


ここでは、実在する英単語をすべて選びます。

注意しなければいけないのは、本物の英単語にそっくりなものが混じっています

例えば、左下の readly という選択肢。

この単語は実在しません。

ですが、readily (すぐに) というそっくりな英単語が実在します

私の時は complimentary という単語が出ました。

「知ってる!意味は"無料の"だ!」と思い選びましたが、実際は間違いでした。

正しくは、complementary です。i ではなく e でした。

このように、紛らわしい問題も出題されます。
ポイント
単語は自分が知っているものだけを選びましょう。
そして、選んだ単語のスペルが間違っていないかしっかり確認しましょう。

 3. Listen and Select



ここでは、聞こえてくる単語が実在するものかを判断します。

実在する単語のみにチェックを付けます。

また、単語は何回でも再生できます。

この問題も先ほどと同じく、実在する単語にそっくりな発音が流れることがあります。

一瞬、「知っている!」と思った単語でも、よ~く聞いてみると発音が微妙に違うことが多いです。

個人的には、このタイプは後から振り返ったときに、どれだけ正解できたかが自分で分かりづらい問題です。
ポイント
単語は自分が知っているものだけを選びましょう。そして、実在すると思った単語の発音が正しいかをよく確認しましょう。

 4. Listen and Type



これは、ディクテーションの問題です。

聞こえてくる文章をそのまま入力します。

音声は3回再生できます。

初めの方は簡単ですが、時にはすごく長い文章が流れます

そしてスペルが難しい単語も含まれることがあります。
ポイント
私のおすすめとしては、1回目に前半部分だけをしっかり聞き取ります。後半部分は無視します。
そして2回目に、後半部分をしっかりと聞き取ります。できれば前半部分も調整します。
最後に、3回目にコンマや活用などに注意して全体的に調整します。


注意したいのは、1回目の音声は自動的に流れます

問題が表示されてすぐに流れるので、聞き逃さないよう集中しておきましょう。

私は、長いディクテーションが苦手だったので、以下の動画で練習しました。

 5. Read Aloud



ここでは、表示されている文章を声に出して読みます。

制限時間内に文を読み終わる必要があります。

初めの方は簡単ですが、難易度が上がると長くて難しい文を読まされます。

しかも、あまり見かけない単語も入っていることがあり、瞬時に発音を推測する必要があります。

簡単な文の場合はリハーサルできる時間が十分にあります。

ですが、難しくて長い文の場合は、目を通す時間があまりありません。
ポイント
私の方法としては、制限が10秒になるまで文を読み、発音やイントネーションなどを練習します。
そして、10秒前から録音を始めます。
長い文章の場合、10秒あればなんとか急いで読み終わることができます。ギリギリですが。

6. Write About the Photo



この問題では、写真について1文以上で説明します。

この問題のコツについては、以下の動画がすごくおすすめです。

是非見てみてください。

 7. Speak About the Photo


この問題では、写真の説明を30秒~1分30秒の間でしゃべります。

録音が始まる前に、20秒の準備時間があります。

この問題についても、以下の動画で対策方法がしっかりと説明されています。

 8. Read, Then Write




ここでは、提示された問題に対して短いエッセイを書きます。

TOEFLでも似たような問題がスピーキングでありましたね。

写真の例題では簡単そうに見えますが、難易度が上がると Agree or Disagree? タイプの問題も出てきます。

よく英語の試験で見かけるエッセイ問題と似たような感じです。
ポイント
初めに自分の意見を述べる→その理由や意見の肉付け→最後に自分の意見をもう一度言う

という定番のエッセイスタイルを意識しましょう。


ただ、5分間で50語以上書く必要があるため、見直しの時間をつくるにはかなりハイペースで英文を書いていく必要があります。

 9. Read, Then Speak



ここでは、指定された質問に対して30秒~1分30秒間しゃべります。

事前に20秒の準備時間があります。

簡単な問題では「最近見た映画について話してください」という易しいトピックがでます。

ですが、難易度が上がるととても社会的な課題について質問されます。

詳しくは言いませんが、例えば国際援助や子どもの社会に対する反抗についてなど。

練習テストでは見たことのないようなテーマが出ます。

基本的な解答方法については、以下の動画がすごくおススメです。

10. Listen, Then Speak


ここでは、聞こえてきた質問に対して、30秒~1分30秒間しゃべります。

20秒は、質問を聞いて考えるだけの時間が与えられます。

質問は全部で3回聞くことができ、喋っている途中でも問題を再生できます。

質問のタイプは、先ほどの問題とほとんど似ています。

つまり、簡単な問題であれば日常的なトピックが出され、難しい問題であれば社会的な内容が出題されます。

「あなたが尊敬する人は?」という問いから「〇〇を教えるのは学校と家族のどちらの責任ですか?」という質問など。(〇〇はあえて伏せています)

答え方については先ほどの 9. Read, Then Speak と同じで大丈夫です。

あくまで問題の提示のされ方が違うだけで、答える内容自体はそれほど変わらないでしょう。




ここまでが、一通りの出題形式です。

ごくまれに見たことの内容な問題が出ることもあります。

ですが、公式ガイドに掲載されていないかぎり、あくまでそれらは採点されません。

Duolingo ではテストの開発・改良のために、試験的な問題を受験者に解かせることがあります。

ですが、それらは採点されず、スコアには影響しませんのでご安心ください。

以上の10個の問題タイプに加えて、採点されないスピーキングとライティングの問題があります

11. Speaking Sample



2つのトピックからどちらかを選び、解答します。

20秒の準備時間の後、1分~3分の間しゃべります。

 12. Writing Sample



2つのトピックからどちらかを選び、解答します。

30秒でトピックを選び、3分~5分の間エッセイを書きます。

以上が公式ガイドに記載されているすべての問題形式です。

ただし、Speaking Sample と Writing Sample は採点されず、スコアには影響しません

点数には影響しませんが、出願先大学の担当者はスピーキングとライティングの解答を見ることができます

オススメの勉強方法は?

これから、私が実際に行った勉強方法をご紹介します。

1. 公式ガイドを読み込む

アカウント登録後に閲覧できる公式ガイド徹底的に読み込みましょう

どのようなスキルが問われて、どのように採点されるかが詳しく書かれてあります

まだ Duolingo Test の参考書はあまり出版されていませんので、公式ガイドが唯一の手がかりになります。

 2. 練習テストをやり込む(5回以上)

Duolingo Test では、本番の前に15分程度の短い練習テストを受けることができます。

これを5回以上やり込みましょう。

ただでさえ、Duolingo の問題タイプは珍しいので、慣れていない人が多いでしょう。

また、練習テストに出題された問題が本番の試験に出ることもあります。(特に実在する単語を選ぶ問題)。

徹底的にやりこみ、テストを体に馴染ませましょう

ちなみに、練習テスト受験後には、参考としてスコアを知ることができます。

「95~115」や「105~140」というように、自分のスコアの範囲を教えてくれます。

一般的に、スコア範囲の真ん中くらいが自分の本当のスコアであることが多いです。

私も、本番の点数は、練習テストのスコア範囲の真ん中の点数でした。

3. YouTube の解説動画を見る

YouTubeには、様々な Duolingo Test の解説が上がっています。

これまでにも紹介しましたが、私のおすすめは、Luke先生の動画です。


問題の詳しい解説から、解答のコツまで詳しく教えてくれます。

一通り、Duolingo 関係の動画は見ておくとよいでしょう

意外なトラブル

Duolingo English Test では、Webカメラなどを通じて受験の様子を監視されます。

そして、不正がないかの判定はAIが行うのですが、このAIが正直クソです。

私が初めて受験した時には、このようなメールが来ました。



意味が分かりませんでした。

当然、このような行為はしていません。

調べてみると、このような理由でスコアが出ない人が、世界中にかなりいるそうです

幸い、追加費用なしで再受験できましたので、事なきを得ました。

Duolingo の受験ルールはかなり厳しいので、訳の分からないような理由でスコアが認定されないことが多々あります。

落ち着いて、再度受験するか、サポートページから抗議(appeal)するなど、冷静に対応しましょう。

スコアはいつ届く?

私は無効になった試験を含めて、2回受けました。

結果通知までにかかった時間は以下のとおりです。

1回目 (スコアが認定されなかったとき):24時間

2回目 (スコアが出たとき) :29時間

あまり差はありませんね。

公式サイトには48時間に結果が来るとありますが、実際にはもっと早く結果が出ることもあります。

さいごに

Duolingo English Test は、これまでの英語の試験に比べてかなりチャレンジしやすくなっています。

是非、みなさんもしっかり対策をして、本番の試験に挑みましょう!

 




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